2022年5月22日(日)に実施された2級ファイナンシャル・プランニング技能検定に無事合格しました。
この記事では私がFP2級合格のために費やした時間や利用した教材、勉強方法などについて解説していきます。
本記事がこれからFP2級を受験される人のお役に立てば幸いです。
学習時間について
※画像はアプリ「スタディプラス」
本格的に記録を取りながら勉強をスタートしたのは3月からです。
3月~4月はは本気度が足りず、スキマ時間や仕事終わりに15~30分程度の勉強をしていたのみで、大した勉強時間が確保できていません。
5月になると流石にヤバイ、、、と思ったのか、急激に勉強時間が増えています。
もっと早く本気を出しなさいという話ですが、この頃になると通勤の車の中で動画学習し、帰宅後も毎日3時間、休日は14時間程度の勉強時間を確保しました。
本気になったらできる子です。
5月22日が受験日だったので、1日平均4~5時間の勉強時間を確保していたことになりますね。
この最後の追い込みがあったから合格できたのは言うまでもありません。
私の場合は最終的に「120時間」の勉強時間で8割弱のスコアを取って合格できました。
ただ、FP2級の合格に必要な学習時間は、その人の年齢やバックグラウンドで大きく変わると思います。
私の場合は投資歴がそこそこあるのと、Youtubeの両学長の動画で3年ほど勉強していたので、お金の基本的な知識は身に付けている状態です。
たとえば学生さんなどで、人生におけるライフイベントの多くをまだ経験されていない場合は、さらに多くの勉強時間が必要になると思います。
学習教材と勉強方法について
①教科書(問題集)
教材は「みんなが欲しかったFPの教科書」と同じく「問題集」を使いました。
3級を受験する時にもこのシリーズを使っていたのと、職場に出入りしている生保のおばちゃんが中古をくれたからです、、、苦笑
教材はどこもそれほど大差がないので、書店で自分が見やすいなと思うものを選べばよいと思います。
正直2級の内容はかなり難しいので、教科書だけだと理解が進まないところがあります。
3級は丸暗記で合格できますが、2級は応用力が必要です。
つまり、「なぜそうなるか?」を理解している必要があります。
教科書はビジュアルを用いて「要点」を整理してありますが、肝心の「なぜ?」の部分にはほとんど触れられていません。
ではどのように「なぜ?」を理解するかについて解説します。
②動画
私が見た無料動画の中で圧倒的にオススメなのは、東大出身Youtuberの「ほんださん」の動画シリーズです。
正直この方の動画が無ければ1発合格は難しかったかもしれません。
ほんださんの動画の素晴らしいところは、「なぜそうなるか?」を解説し、丸暗記を避けることで忘れにくくする工夫が凝らされているところです。
例えば、ライフプランニングで出題される基本の「6つの係数」についても、まずは「単利」で計算してから「+方向かー方向のどちらにブレているか」を考えることで答えを導き出す、と言った「なるほど」と思わせる解説をされています。
この方の動画を1.5~1.75倍速で全て視聴することで、FP2級受験のための土台を作ることができました。
マジでオススメなので、FP受験者の人は全員見た方が良いと断言できます。
それくらい素晴らしい動画を作成されています。
③Webサイト
問題集だけでは演習量が不足するので、FP2級過去問道場さんを使いました。
このサイトはFP2級の過去問から自分が練習したい回を指定すると、その中からひたすらランダムで過去問を出し続けてくれる機能があります。
携帯でプチプチと短時間で問題演習ができるので、仕事の休憩時間などのスキマ時間を有効に使うことができました。
また、解いた問題は以下のようにチャートで確認することができます。
自分の弱点となっている分野を視覚的に把握できるので、弱い所を集中的に教科書で復習することができます。
私は間違えた問題をスマホでスクショしておき、翌日にもう一度確認するようにしていました。
一回だと忘れますからね。
スクショだとさらっと流せるので、オススメの復習法です。
④過去問演習
過去問はFP協会の公式ウェブサイトからダウンロードできます。
(上記「過去問道場」からもダウンロードできます。お好きな方でどうぞ。)
そしてダウンロードした問題をiPadアプリのGoodNotes5に取り込んで使いました。
紙で印刷してもよいですがかなりの量になるので、iPadを持っている人はGoodNotes5と連携させてデジタル上で問題を解くのがおすすめです。
過去問演習は非常に大事で、可能な限りたくさんの過去問にあたるようにしましょう。
特に実技の計算問題は何度も解いて問題を見た瞬間に解法が頭に浮かぶところまで練習していないと、うろ覚えの状態で本番に行くと確実にミスります。
逆に、実技は出るパターンが決まっているので、過去問をやっておけば余裕です。
⑤記録アプリ
学習時間を記録するために、私はスタディプラスを愛用しています。
簿記3級、FP3級の時にも使いましたが、記録の仕方がとてもシンプルで使いやすいです。
また、以下のように受験までの残り日数を毎回表示してくれるので、「やばい、やらな!汗」と危機感をあおってくれます(笑)
本記事内の「学習時間について」の項目で画像をあげていますが、目に見える形で学習時間を表示できるのでモチベーションも上がります。
学習時間記録アプリはぜひとも使っていただきたいです。
おわりに
以上を踏まえて、私がFP2級の受験を目指す方に一番伝えたいことは、
「丸暗記はダメ」
です。
特にFP3級を丸暗記で合格した人はこの罠にハマると思います。
今回の記事で一番オススメしたいものは、間違いなく「ほんださん」の動画です。
ここで私が力説しても伝わらないと思うので、FP2級受験を目指す方は動画を見てもらえればと思います。
見れば分かります。
「なぜそうなるか?」「なぜそういう制度があるのか?」
このように考えて勉強することは楽しいです。
楽しいから頭にもよく残りますし、応用も効きます。
私が受験生のころに、こういう勉強方法ができていれば、もっといい結果が残せたのになぁと思います(笑)
この記事が、FP2級合格を目指す方に少しでも役立てばうれしいです!